先進地に学ぶ「下水道」「観光」
建設経済委員会では、南九州市の下水道システムと鹿児島市の観光未来戦略の研修を、11月21日と22日に行った。
南九州市の知覧地区の下水道は民間が開発した日本独自の汚水処理技術で、それはごみを土に埋めておくと、いつの間にか分解してしまうという現象や、悪臭のするものに土をかぶせておくと臭いがなくなるという自然現象を応用したものである。知覧地区の人口3,900人の93%が接続しきわめて効率の良い下水道システムを運営していた。甲州市でも限定した地域での採用を検討したい。
鹿児島市の観光未来戦略は人口60万人や観光客1,080万人と、甲州市とのスケールが違いすぎて政策そのものは取り入れることはできない。しかし、考え方として民間の力をつけるため観光協会とか商工会などの団体に単位ではなく、個別事業所や会社単位で評価していくこととにしていることは、地域の力を上げるために必要なことだと思った。
また、行き帰りの車中では市政の様々な課題について活発な意見交換ができたことも大きな収穫となった。