幼児期の運動こそ人間形成の基礎
子どものスポーツ環境を考える、笛吹市・山梨市・甲州市の3市合同講演会が山梨市民会館で開催された。岐阜大学の春日晃章(かすが こうしょう) 氏を講師にお迎えし、「生き抜く力を育む子ども発達学」と題して、子どもたちの体力の現状と問題点を多くの調査データからお話しいただいた。
特に子どもたちの走る、跳ぶ、投げるなどの体力が小学校に入学する前の幼児期が大きく低下しており、幼児期の体力増強のためにスポーツ少年団活動が重要になってきているというお話があった。
良い指導者やスポーツ環境に恵まれ、幼児期を過ごすと、社会への適応能力も発達し、強く優しい心も培われていくとの指摘は、幼児教育の段階で、運動の機会を増やすことの重要性を再確認させるものだった。
この講演会の内容は、子育て中の親御さんに広くお知らせしたいものだった。