「人間らしい最低限度の生活」とは?
弁護士の石川 恵 氏を講師に迎えての生活保護制度についての学習会(11月10日)に参加した。
生活保護法は、生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とするとしている。
しかしながら、高齢者が介護施設へ入所する状況の中で、生活保護を受給し、死亡による受給停止のケースも多くなっており「その自立を助長する」という役割を果たせない事案が多くなっているという報告があった。
また、離婚した女性が受給するケースも増加の傾向にあり、シングルマザーの生活環境は厳しい状況にあるようだ。子育てへの支援は強化しなければならない。
法の運用にも、時代の変化に対応した注意深い運用が求められている。