監査の仕事を始めています
議員から選出される監査委員に就任してから、監査の仕事はどのようなものなのか、他の自治体の状況を調べ始めたら、全国各地で議選の監査委員制度そのものを止めている自治体が続出していることを知ることになった。
国も、議選の監査委員はいなくても良いという判断を出していることも知った。
確かに、選挙で選出された議員が市長から監査委員に任命される仕組みは、二元代表制の考え方からすると、なじまない。
ましてや、監査で知りえた秘密を守るため本会議で一般質問もできないという申し合わせも、矛盾がある。そもそも、結果を監査する監査委員が知りえることを、市民に知らせてはいけないことなどあるのだろうか。
監査委員として、代表監査委員と一緒に月例監査には2回同席した。現金のあり高の確認が主な仕事で、改めて、監査委員の存在の意味を知ることができた。議選監査制度の検証と、監査委員としての仕事は考えていた以上に重い。役に立てると良いのだが。