甲州市は取り組まないのか、バイオマス発電
大月市に新設され、本格的な稼働が始まった、木材を原料にした木質バイオマス発電所を、7月24日見学してきました。
始めに、施設が出来上がるまでの経過を映像でご紹介いただいた後、質疑応答を行いました。こちらの出席者は私と同じく、地球温暖化防止推進委員の廣瀬勝明さん、守屋仁さん、甲州市議会議員 飯島孝也さん、それに私。大月バイオマス発電株式会社からは所長の小林充俊さん、副所長の永井 亘さんでした。
石炭や天然ガスによる地下資源に依存している現状では、二酸化炭素の発生は増加するだけですが、空気中の二酸化炭素を吸収して成長している木材は、燃焼させてもその二酸化炭素が空気中に戻るだけなので、再生エネルギーと位置付けられています。
甲州市の82%を占める山岳地帯には、切り出し樹齢に達した森林が50%以上に達しています。これを活用して発電すれば、治山、防災の面からもメリットは大きいとされています。しかし、切り出す道路がないとか課題は多いようです。市や県、国に働きかけて、木材の活用を進め、地場産業の柱に育てていきたいものです。